低地性ネペンテスの栽培方法
     
気温 一年中最低で15℃以上、夏場は日中35℃を超えても大丈夫です。 冬場の低温さえ気を付ければ, あとは楽です。(写真No.1~8を参照)
置き場所 冬場は15℃以上を保てる温室内や、水槽内で栽培します。
15℃以上ある春から秋は、温室から出して庭木の下で
木漏れ日が当たるような所に置いてもいいでしょう。(写真No.9~12を参照)
日射  冬場は直射~30%遮光、夏場は30~50%遮光します。
湿度 一年中高湿度になるようにします。頻繁に霧吹きすると良いでしょう。
加湿器を利用しても良いでしょう。
潅水 冬場は一週間に1~2回、夏場は殆ど毎日します。
植付け容器、用土 プラスティック鉢に、赤玉土を主体に桐生砂、富士砂、鹿沼土、 日向土等どれかと,
更にピートモスを1割ほど混ぜてもいいでしょう。
注意点 ネペンテスの根は、脆いので植え替えの際あまり触って折らないようにして下さい。

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暖房機は、FF式の灯油温風ファンヒーターを
利用しています。
冬場は約15℃に設定してあります。
15℃以下にならない春から秋は、暖房は止めます。

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更に高温を好む種類のために、複層になったプラスティックで
温室内にフレームを 作り、電気温風ヒーターを入れて、冬場は
18℃以上になるようにしてあります。
蘭のバンダ、ファレノプシス、セロジネ パンデュラータ、
セロジネ ダイアナも同居しています。

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高温多湿を好む種類は、温室内に置いてある熱帯魚飼育用の
アクリル水槽を利用して栽培しています。
水槽に逆さまにした鉢で台をして、穴の開いたアルミ製の板を
敷き、その上に鉢を置いています。
アルミ板より少し下になるくらいの水を入れて、熱帯魚飼育用の
サーモスッタトとヒーターで、水温を秋から冬、春まで25℃に
加温します。
冬の間は、蓋は閉めたままです。灌水は水槽内の湿度が
高くなっていますので1~2週間に1回程度です。
夏は蓋を半分以上開けてあります。
気温が高く蓋を開けているため用土がすぐに
乾燥しますので、灌水はほぼ毎日します。

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